レーザーは体毛に含まれている色素(メラニン)に吸収されて熱に変わります。
その熱によって発毛に関わる細胞を変性させているのです。
レーザーを照射された体毛は数週間かけて抜けてきます。
次の照射は新しく体毛が生えるまで待つ必要があるのです。
そのため、最低でも1ヵ月は間隔をあける必要があります。
一般的な照射間隔は2カ月程度となります。
ヘアサイクルを考慮した照射間隔
レーザーは体毛に吸収されます。
体毛がなければレーザーは熱に変わることが出来ません。
体毛は生えては抜けてを繰り返しています。
これをヘアサイクル(毛周期)といいます。
ヘアサイクルには成長期、退行期、休止期という3つの期間があります。
レーザーは休止期では吸収されません。
そのため、体毛が成長期に切り替わるのを待つ必要があるのです。
照射後に次の成長期毛が増えて来るのに通常は2カ月~3カ月程度はかかります。
それ以上に短い間隔で照射した場合は効率が落ちることになります。
もし、脱毛完了の速さを求めるのであれば、効率は落ちますが成長期毛が増え始めてくる1ヵ月程度の間隔での照射でも良いと思います。
このように少ない回数で脱毛効率を最大限にするのか、脱毛完了速度を上げる照射方法なのかによって適正な照射間隔が変わるのです。
体毛は成長期が短く、休止期が長いという特徴があります。
成長期の体毛は平均的には全体の20%程度とされています。
そのため、全体の体毛に一通り照射するためには最低で5回の照射が必要になります。
1ヵ月間隔であれば半年ほどで終わってしまいますが、脱毛効果は弱めでしょう。
それでも早く脱毛が進むのは魅力的かもしれません。
2カ月間隔であれば10カ月ほどかかりますが、しっかりと脱毛の結果は出せるでしょう。
このように理想的な照射間隔は人によって違うのです。
また、同じ体毛でもお顔の産毛はヘアサイクルが早いです。
この場合は理想的な照射間隔は1ヵ月程度になるかと思います。
その代わり産毛の脱毛には照射回数が10回以上必要になってきます。
産毛もターゲットにするのであれば、それも考慮する必要があるかもしれませんね。
モアナレーザークリニックでは患者さまに合わせた照射サイクルを計画出来るように心がけております。
どのような脱毛をしたいのかなどご希望がありましたら、お聞かせいただければ幸いです。
ご予約の混雑状況などご質問がありましたら、事前にお電話でご相談頂くことも可能です。
-まとめ-
最速期間での脱毛を狙うのであれば1ヵ月サイクルが良いでしょう。
少ない照射回数で最高の効率を求めるのであれば2カ月~3カ月サイクルが良いでしょう。
施術する回数によっても照射サイクルはかわるのではないでしょうか。
【この記事はモアナレーザークリニックの代表医師が自ら執筆しました。】
私の専門はAGAなどの発毛治療と手術麻酔です。
毛を生やす治療と痛みをなくす治療を得意としています。
痛みを最小限にしつつ発毛細胞を居なくするにはレーザーの使い方にコツがあります。