今回も医師の田坂洋介がこの記事を執筆します。
1.医療脱毛って痛いの?
当院の医療脱毛機器は蓄熱式にこだわっております。
しかも、3波長のレーザーを使用しています。
このようなクリニックはまだ数少ないと言ってよいと思います。
では、この蓄熱式にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
1番の利点は痛みの少なさです。
従来の熱破壊式の痛みはかなり強いものでした。
特に太い体毛に対するヤグレーザーはかなり痛みが強く、総院長である私もヒゲの脱毛は1回目の途中で諦めてしまいました。
麻酔クリームを使用すれば痛みが抑えられるという情報が多く溢れています。
では、キシロカインクリームでどれほど痛みが抑えられるのでしょうか。
実は、太い体毛は皮下まで伸びているため麻酔クリームでは痛みを減らすことは出来ません。
痛みを減らすには蓄熱式という方式でなければならないのです。
次の利点は皮膚の刺激の少なさです。
蓄熱式では施術時の痛みが少ないのですが、施術後の痛みもほとんどありません。
これはかなりの利点だと感じます。
施術後のトラブルの少なさも蓄熱式の特徴なのです。
2.治療回数と期間について
医療脱毛の必要回数は当然、個人差があります。
日々のお手入れが楽になる程度であれば5回程度と言われています。
ツルツルを目指すのであれば、10回以上必要だったりします。
男性のヒゲの場合は15回程度でしょうか。
濃い方は20回以上必要なこともあります。
どのくらい体毛を減らしたいのかクリニックでご相談頂ければ、必要回数と期間をお答えすることが出来ると思います。
お気軽にご相談ください。
3.治療後の皮膚トラブルで気をつけることは?
熱破壊式のレーザーを使用した場合は火傷のリスクが高いです。
医療脱毛での火傷のトラブルは後を絶ちません。
やはり慣れたクリニックで、慣れた看護師が施術するのが理想です。
それでも機器側のトラブルによる火傷も多く報告されていますので、その点からも蓄熱式が理想的だと言えます。
蓄熱式機器を使用した場合の皮膚トラブルですが、一番多いのは毛嚢炎だと思います。
皮膚の常在菌が毛穴に一致して、悪さをするのです。
皮膚にポツポツと赤みがあるニキビのようなものが出来てきます。
軽いものであれば軟膏で治りますが、程度がひどい場合は内服薬が必要になります。
当院では軟膏や内服薬を処方することが出来ますので、ご相談ください。
4.効果はいつまで続くの?
レーザーを使った医療脱毛の効果は永久的と言ってよいと思います。
その時に生えていた体毛は2度と生えて来ることはありません。
体毛にはヘアサイクルというものがあります。
体毛が生えたり抜けたりするサイクルのことです。
このサイクルのために施術時に生えていない体毛は脱毛することができません。
施術後に体毛が生えて来る理由が主にこれなのです。
5.費用はどれくらい必要なの?
最近では医療脱毛の価格はかなり下がってきました。
それでも広告に騙されないように注意しましょう。
そもそも全身脱毛の定義がクリニックによってかなり違います。
これは問題だと思います。
全身と言っておきながら、本当に全身ではなかったりします。
例えば、うなじが別コースだったり、手の甲が別だったり。
お顔でも額が範囲外だったり、鼻翼が別だったり。
広告で記載できることには上限がありますので、まずはクリニックに電話でご相談するのが良いかと思います。
当院のフルコースは、医学的に照射出来る部位が全て含まれておりますのでご安心ください。
女性のフルコースで5回で20万円前後まで価格が下がって来ているのが現状だと感じます。