キレイモが破綻するって本当!?エステ脱毛って安全なの?

モアナレーザークリニックの総院長の田坂洋介です。

本日(2022.4.28)のyahooニュースでキレイモの従業員への給与の支払いが遅れているというニュースがありました。

従業員の給与の支払いや解約金の支払いが滞っているというのは破綻直前なのかもしれません。

2015年にはミュゼプラチナムでも同様の事態が起きています。

ミュゼの場合は運営会社が変わり、破綻せずに脱毛のサービスは継続されました。

脱毛サービスを手掛けるエステ会社はこのように不安定な存在なのは事実です。

芸能人を使った派手な広告で爆発的に会員数を増やすことができますが、施術するのは後からです。

お客さまには、契約しても必ず施術して貰えるという保証はありません。

今回もミュゼプラチナム同様にキレイモが破綻するとは限りません。

キレイモの運営会社が変わってミュゼプラチナムのように事業の継続が可能かもしれません。

今後のニュース次第だと思います。

医療脱毛とエステ脱毛はどのように違うの?

脱毛には3種類あります。

①光脱毛(IPL脱毛)・・・エステの脱毛
②レーザー脱毛・・・医療脱毛の主流
③針脱毛・・・補助的におこなわれる医療脱毛

永久脱毛は体の一部を破壊する行為です。

そのため、医療機関でしか行うことができません。

以前は医療機関でなくても針脱毛などをおこなっているエステ店が多かったのですが、トラブルが多く今では禁止されているのです。

そのため、エステ店ではIPLを使って体毛に軽く熱を入れて抜く施術を行っています。

IPLはすぐに体毛が生えてくる程度の軽いエネルギー設定でなければなりません。

キレイモはエステ店なので永久脱毛ではなく、一時的な脱毛なので、基本的には通い続ける必要があります。

IPL脱毛ってなに?

IPL(Intensive Pulsed Light)脱毛は強い光をフラッシュのように発生させ、体毛に熱を発生させます。

この熱によって体毛が抜けます。

この方法では毛根やバルジ領域にはダメージはありません。

抜けた体毛はまた生えて来ます。

IPLは医療機関でも行うことができますが、その原理上、出力を大きく上げることはできません。

光を強くすると皮膚にも熱が入って火傷を引き起こしてしまいます。

そのため、強く熱を入れるにはレーザーを使うという発想が必要になってきます。

レーザー脱毛ってなに?

通常の光は様々な波長を含んでいます。

それに対して、レーザーは1種類だけの波長の光です。

波長が1種類だと性質も安定します。

体毛のメラニン色素だけに吸収されて、皮膚や皮下組織に吸収されにくい波長を選んで照射すれば体毛だけに熱を発生させることができます。

これを脱毛に利用しているのがレーザー脱毛です。

レーザー脱毛は基本的には永久脱毛を目指しています。

かなり効率が良い方法なので、現在の脱毛の主流となっています。

エステ脱毛と医療脱毛ってどちらがよいの?

合併症や効果の強さ、金額の安さを考慮すると医療脱毛が圧倒的に良いと言えます。

エステ脱毛は永久的な効果がないため、体毛はまた生えてきます。

根本的に違うものだと考えてください。

①価格について

当院の全身+顔+VIOのフルコース8回の価格は現在32万円です。

オープニングの価格なので特別な条件ではありますが、医療脱毛の価格はここ数年でかなり下がってきています。

キレイモの場合は30万程度かかるようですが、そこまでしても永久脱毛ではありません。

キレイモを終了した患者さんも当院にはたくさんいらっしゃいます。

②効果について

エステ脱毛は基本的にはずっと通いつづける必要があります。

体毛の生えて来るペースはある程度は落ちてきますが、永久的な効果がありません。

当院にご来院される多くの方がエステ経験者です。

これは当然とも言えます。

現在はエステ脱毛の出力を上げて永久脱毛を行うことは禁止されているからです。

③安全性について

IPLには限界があります。

出力を上げないと安定して体毛が抜けて来ません。

ギリギリまで出力を上げようとすると火傷を引き起こしてしまいます。

そのため、脱毛トラブルの多くがエステ脱毛店で起きています。

レーザー脱毛でもショット式ではよく火傷が起きます。

それでもIPLほどではありません。

蓄熱式レーザーでは合併症はほとんどありません。

こうやって比較するとエステ脱毛を選択する理由というのはほとんどないと思います。

体毛は抜きたいけれど、また生えてきて欲しいという場合はエステ脱毛が良いでしょう。

ほとんどの方は永久脱毛を希望されるのではないでしょうか。

前受金は患者さまのリスクです

エステ脱毛でも医療脱毛でも患者さまが契約金を支払って、後からサービスを受けるという前提で成り立っています。

この契約金は前受金と言います。

患者さまに施術を行うことで正式にエステ店やクリニックの売上になります。

それまでは単にサービス提供店が患者さまからお金を預かっているということなのです。

医療脱毛の場合は永久脱毛なので終わりがあります。

クリニックも計画が立てやすく、施術が出来ないということにはなりにくいです。

しかし、エステ店では契約したお客さまが永遠に通われます。

どのくらい契約したらどのくらいお客様が施術に来るのが見えにくいと思います。

これは会員制のビジネスに近いのではないでしょうか。

この予測を誤るとビジネスの継続が出来なくなります。

派手な広告を行っても投下資金を回収出来なくなってしまうのです。

テレビや電車内での広告は非常に高額で効率の悪い方法です。

お客さまからお預かりしているお金を広告に使ってしまうことは許されないのではないでしょうか。

今はエステ脱毛が無くなっていき、医療脱毛に人が流れている過渡期の時代だと思います。

私はエステ脱毛は経営的に危険だと考えています。

医療脱毛はエステ脱毛とは違いますが、学ぶことも多いです。

私達、医療従事者も急激な事業拡大はせず丁寧な運営が求められているのです。

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